遡ること2カ月前。
僕が唐津で最後に潜った日です。
ホームグランドをこんなに離れるなんて、夏の甲子園中の阪神タイガースみたいやな。
昨日、2カ月ぶりの唐津で潜ってきました。
海はもちろん、道中の看板にも変化がありました。
新しくできた、グランブルーロード!
その入口には歴史に名を刻んだ武将達のPR看板が立っています。
グランブルーのおかげで、数分ではあるが現地への到着が早くなった!
これはありがたい!この道はイカの名産地、呼子へ繋がる近道にもなるので、ダイバーだけでなく観光客にも嬉しいはず!
冬の唐津は北風が吹かない方が珍しい。
この日も、北東の風がピューピュー吹いてました。
でも、大丈夫。唐津の船は玄界灘の荒れ狂う荒波にも負けない造りになってるから、なんのその!その上、船長は唐津の海を数十年見てきた、最強船長!!
絶大なる信頼を寄せています。笑
この日は、時化により2DIVEともケーソン!
問題ない。一番好きなポイントであり、一番ストレスフリーで潜れるからである。
ダイビングはいかに、ストレスを減らすかが大事。
0,0001パーセントのストレスでも時間が経てば100%になる。
ケーソンは大きなブロックがあり、その周辺を潜る。
ブロックから離れない限り、迷うことはない。全力で生物探索に向き合えるわけだ!!
かき混ざらない、玄界灘。
太平洋側に比べて、水温の低下が著しい。
僕のDCは20mのとこで、12.8度でした。
ガーミンは14.2度
同じダイブコンピュータでも1度以上の差があるのは驚きだ。
水温が低いおかげで、冬の風物詩、ウミウシちゃんをたくさん観察することができました。
シロウミウシは大きいものから小さいものまで大小様々。
きっと産まれたてかな!?
極小のコモンウミウシがめちゃくちゃ可愛かった。
やっぱ、ウミウシは小さければ小さいほど、可愛い。
その隣にいた、ニアミラウミウシはフランクフルトくらい大きくて太かった。
ここまでくると、可愛さより恐怖が勝る。
リュウグウウミウシの体色はどのウミウシよりもひと際目立つので、探すのが容易です。
クロヘリアメフラシ
この時期にアメフラシ見れるのはちょっと早い気がする…
アカボシウミウシ
知ってる人は少ないだろうなぁー!
多分、知らないと見つけるのは難しい!!
コミドリリュウグウウミウシ!
これは、現地サービスのきーこさんが見つけてくれました。
オトメウミウシ
数は多かったですね。そこら中にいました!
ウミウシ以外にも、クマノミベイビーと・・・
カワハギの子供
その他にはイシヨウジがいましたよ!
水温12度の海でマクロに夢中になってると、20分で寒さがやってきます。
やってきた寒さは俺にストレスを与え続け、「船に上がりたい。」という欲が出てくる。
しかし!!
ゲストをガイドしている側として、寒いから一番にスタッフが上がるなんて、言語道断!!
それでも、これを我慢していたらハイポサーミアになりかねないから、恐る恐る参加者に聞いてみたら、二つ返事で「寒い!!」と言ってくれた。
心の隅で、ありがとう。笑
そして・・・
浮上したら、温かいロールキャベツが待っていた(^^♪
このご飯があるから、冬の海でも潜れるのさ!!
ありがとう、お母さん。
MATSU